神経内科とは

 神経内科は脳や脊髄、神経、筋肉の病気をみる内科です。体を動かしたり、感じたりする事や、考えたり覚えたりすることが上手にできなくなったときにこのような病気を疑います。症状としてはしびれやめまい、うまく力がはいらない、歩きにくい、ふらつく、つっぱる、ひきつけ、むせ、しゃべりにくい、ものが二重にみえる、頭痛、かってに手足や体が動いてしまう、ものわすれ、意識障害などたくさんあります。まず、全身をみれる神経内科でどこの病気であるかを見極めることが大切です。

 よく神経内科はわかりにくいといわれ、特に精神科、精神神経科、神経科、心療内科など混同されがちです。これらの科は精神科の仲間で、おもに気分の変化(うつ病や躁病)、精神的な問題を扱う科です。神経内科は、精神的な問題からではなく脳や脊髄、神経、筋肉に病気があり、体が不自由になる病気を扱います。このようにいろいろな科が関係することもありますが、まずは全身をみれる神経内科にかかっていただき、必要であれば他の科に紹介いたします。

☆よくある症状
 ・頭の痛み ・ものわすれ ・しびれ ・めまい ・かってに手足や体が動いてしまう、ふるえ(不随意運動)
 ・うまく力がはいらない(脱力) ・歩きにくい、ふらつき、つっぱり ・むせ
 ・しゃべりにくい、ろれつがまわらない ・ひきつけ、けいれん ・ものが二重にみえる(複視) ・意識障害

☆代表的な神経内科の病気
 ・頭痛 ・脳卒中 ・痴呆 ・てんかん ・パーキンソン病 ・神経難病

                                                                  (日本神経学会HPより抜粋)